オルメテックの服用と顔片側麻痺は脳血管障害?

オルメテックはARB(アンギオテンシン受容体拮抗薬)に属する高血圧症治療薬です。レニンーアンギオテンシンーアルドステロン系は循環機構を調整する機構です。その中でアンギオテンシンIIが副腎皮質球状層からアルドステロンを分泌する時に作用する受容体であるAT1受容体をブロックしてレニンーアンギオテンシンーアルドステロン系を働かなくするのがオルメテックです。オルメテックは副作用が出にくい薬なので安心して使用できる薬です。また他剤との相互作用もないため、沢山の薬を併用する方にも問題なく飲める薬となっています。また臓器保護効果、つまりオルメテック服用によって長期間にわたって心機能、腎機能を保護する効果に優れているという付加価値もあります。このように安全面、効果面での利点が存在するため、カルシウム拮抗薬とともに高血圧症治療の初期段階から使用されるケースが多いです。
ところで顔片側麻痺や手足ピリピリは脳血管疾患、つまり脳梗塞や脳出血の前兆症状かもしれません。顔片側麻痺や手足ピリピリの症状は、脳血管障害によって脳神経組織が壊死したり機能不全を起こした時に起こることがあります。また脳梗塞や脳出血は動脈硬化が原因となって発症することが多いです。また動脈硬化は、高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病の長年の積み重ねで徐々に進行します。ですから、生活習慣病をお持ちの方が顔片側麻痺や手足ピリピリの症状が出たら、すぐに脳血管疾患を疑い、病院を受診することが重要です。また動脈硬化の予防のためにはオルメテックは有効です。カルシウム拮抗薬と比較してもARBの方が動脈硬化の予防には有効であることが明らかとなっています。